不安になったら。。。「ある時間、待ってみる」力を。 | 東進ハイスクール錦糸町校|東京都

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2016年 1月 24日 不安になったら。。。「ある時間、待ってみる」力を。

(問題)下の数式を展開せよ。

 

どうしますか。愚直に解いていってもいいと思いますが、工夫もできる気がしますね。

僕ならこうします。

 

 

 

 

 

 

 

(一応解説)

4項の和の2乗の公式は僕らは知らないわけですよね基本的に。だけど、2項の和の2乗の式なら知っている。だから、とりあえず、(a+b)=X、(c+d)=Yのように、括弧でくくって置き換えるわけです。そして括弧(置き換えた文字)を放置する。それによって、括弧の外の式を整理することができ、それが終わった段階で、括弧をもとに戻してやれば、細かい公式を覚えていなくても対応できる、というわけですよね。

この解き方は非常に重要です。数学的に?いえいえ、人生においてです。

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――こんにちは!三木です。この時期、とくに受験生の子は、いままでにないほどの焦燥感に駆られているんでは?

不安におしつぶされそうななかで、なんとか、前を向いて必死に頑張っている。

僕もそうでした。でも、そんななかで、救ってくれたことば、これを紹介します。

 

「ある時間、待ってみてください。」(大江健三郎)

大江健三郎といえば、知っている人も多いかと思いますが、ノーベル文学賞作家ですね。この人が、『「自分の木」の下で』という本の中で述べているひと言です。

詳細はこちらの本を参照していただきたいのですが、大江氏は、その問題をすぐ解決することをしませんでした。

 

問題の解決を放棄するのではなく、時間、また、そこにおける可能性にゆだねたのです

結果どうなったのでしょうか。「ある時間、待ってみること」が、誰も想像していなかった、最高の結果をもたらしたのです

僕は、この話を初めて読んだとき、この話はずっと心に留めておかねばならないな、と思いました。困難に直面したとき、一見すると悪いように思えてしまう「括弧にくくる」という発想が、長い目で見れば最高にすばらしい結末を生みかねない。問題を棚上げにしてなかったことになるのはアレですが、もし困難に直面したら、未来の可能性に賭けてみる、というのもありなのではないでしょうか。

受験でもそうです。成績が思うように伸びないとき、思わずくじけてしまいそうになることでしょう。でもね、その時

「ある時間、待ってみる力」をふるい起こすように!『「自分の木」の下で』より。

そうすれば、そこでの困難は、あとから振り返った時の笑い話にすることができるはず。

これだけ「勉強」にいそしむのは、人生でもあと数ヶ月だけ。さいご、なんとか乗り切って!!

そのさきには、明るい未来が待っています。

錦糸町校 担任助手 三木