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2020年 7月 13日 おいでよ言語学の世界(北川担任助手)

こんにちは!北川です!

もう7月ですね〜

 

今回は外大生らしく(?)

私の勉強している言語学について

紹介していきます!

 

これを読んだら、

英単語を覚えるのが楽しくなるかも…??

 

突然ですが皆さん、

buypurchase

この二単語を思い浮かべてみてください。

おそらく皆さん、

買う、購入する、と

訳し分けるのではないでしょうか。

 

では、この違いは

なぜ生まれたのでしょうか。

 

実は、今こそ国際語で、

皆さんも毎日勉強している英語ですが、

始まりはゲルマン語の一方言です。

そこから、

歴史を経てここまで

広がっていったわけです。

(しっかり話すと長いので、

興味のある方は調べるか、

北川までお尋ねください!)

 

その歴史の中で、

英語はラテン語、フランス語、

ギリシャ語等々を

借用して語彙を増やしていきました。

(なんとなんと英語の語彙の中で借用語が

占める割合は約80%です!)

 

そして、その借用の過程こそ、例にあげた

buypurchaseの違いを作ったわけです。

 

buyゲルマン系語彙

purchaseラテン系語彙

というような違いがあります。

 

他にも、同じような意味を指す単語で、

ゲルマン系語彙と

ラテン系語彙と分かれるのは、

始める→begin開始する→commence

得る→get獲得する→acquire

尋ねる→ask尋問する→interrogateなどが

挙げられます。

 

ここまで見ると、なんとなく

ゲルマン系語彙は話し言葉、

ラテン系語彙は書き言葉な感じが

しますよね。

 

世界史を勉強している子は

少し察しがつくかと思いますが、

ラテン系語彙は中世においては

知識階級の言語だったわけですから、

その背景が響いて

このようになったんですね。面白い。

 

言語学で研究していく範囲は、

幅広いのですがここまで話したような、

歴史から言語の発達を

学んでいくようなこともします。

(また機会があればいろいろ紹介します!)

 

皆さんが毎日、単語帳や高マスで覚えている

一つ一つの英単語が

このような背景を持っている、

と思うととても面白いですよね!!

 

英単語を覚えるのに飽きたら、

息抜きにでも視点を変えて語源や語系を

調べたら語彙同士の意外な繋がりが

見えて覚えやすくなって、

楽しいかもしれませんよ☺︎

 

7月も頑張っていきましょう!

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

錦糸町校担任助手 北川 菜々美

 

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